日進市で腰痛や痺れにお悩みの方に、脊柱管狭窄症の症状と原因についてお伝え。 | スポーツパフォーマンスを向上させる日進市の整体院心斗

日進市で腰痛にお悩みの方に、脊柱管狭窄症の症状と原因についてお伝え。

2017/05/28

日進市、東郷町、天白区の方を中心に筋膜リリースによる整体を行っている整体院心斗の水谷です。

脊柱管狭窄症で痛みや痺れで悩んでいる方はとても多いですね。先日こんなことをおっしゃる方がいました。

「腰が痛くて病院でレントゲンを撮ったら変形性脊椎症と言われて、薬を飲んでいたけど太ももの裏まで痺れてきたから違う病院で検査したら脊柱管狭窄症と言われた。こんな短期間で病名って変わるの？」

こんな事例と共に脊柱管狭窄症の症状と原因についてお伝えしますね。

椎骨が一つ一つ重なってできた背骨の中央の管状に伸びた穴を脊柱管といいます。この脊柱管がなんらかの原因で狭くなり、中を通っている脊髄や馬尾、脊髄から出た末梢神経が刺激され炎症することで痛みや痺れが生じます。

常に痛みや痺れが出る人もいれば、歩いていたり、動作をしたりと特定の動きやタイミングで症状が出る人もいます。

基本的に脊柱管狭窄症は体を反る動きをした時に症状が強くなり、体を曲げる動きをすることで症状が軽減することが多いです。

主な症状を軽くご紹介しますね。

痛み：脊柱管が狭くなり動きや骨の変形などによって炎症が生じ、その炎症によって痛みを感じます。

痺れ：神経を刺激することで痺れが生じます。腰部脊柱管狭窄症であれば片側の下肢に出る人もいれば、両側の下肢に出る人もいます。詳しくはこの後の脊柱管狭窄症の原因でお伝えしますね。

筋力低下：運動神経が刺激されることで、刺激を受けている神経に関与する筋肉が上手く動かなくなり、筋力が低下していくことがあります。

膀胱直腸障害：馬尾神経を刺激されることで膀胱直腸障害になることがあります。膀胱直腸障害とは尿意や便意が感じられなくなったり、逆に尿や便を漏らしてしまったりするような症状のことです。

間欠性跛行：歩いていると徐々に下肢に痛みや痺れが生じてきて、体を曲げたり、座って休憩したりすることで症状が落ち着くような症状です。

同じような症状に閉塞性動脈硬化症という血管の障害の疾患でも歩いていて下肢に症状が出るため、脊柱管狭窄症と鑑別する必要があります。

先ほどお伝えしたように、なんらかの原因によって脊柱管が狭くなることで神経が刺激されて痛みや痺れなどの症状が出ます。

その原因としては脊柱管を構成している椎骨が潰れたり、とげ（骨棘）ができたりすることで狭くなる「椎骨が変形する」こと、「一つの椎骨自体が前へズレる（すべり症）」こと、脊柱管の周りにある「靭帯が肥厚する」ことが挙げられます。

これらの原因が起きる場所によって腕や足の両側に症状が生じるか、片側に症状が生じるかが変わってきます。

原因が脊柱管内であれば馬尾が刺激されるため両側に出やすく、原因が脊柱管の外であれば神経根や末梢神経が刺激されるため片側に症状が生じることが多いです。

当院の患者さんの場合、はじめはレントゲンで椎骨の変形があり、腰の痛みだけであったため変形性脊椎症と診断されたと思います。

しかしその後、腰痛に加えて歩行や動作で痺れが生じることで、変形に伴う神経症状とみなされ脊柱管狭窄症と診断されたんだと思います。

これまでの内容をお読みになってきて、自分自身の症状が脊柱管狭窄症だなと思われた方はこのように思わないでくださいね。

「骨や靭帯の変形で痛みや痺れが出ているならどうしようもないから、ぎりぎりまで我慢しようかな・・・」

間欠性跛行があってもそれは閉塞性動脈硬化症かもしれません。その場合は治療法が異なってきます。

筋力低下が重力にも勝てないくらい重症であったり、膀胱直腸障害が出ていたりすればそれは手術の対象です。

炎症による痺れや痛みであれば薬を飲むことで症状が落ち着き、痛みの悪循環を断つことができて、痛みが長期化することを避けることができます。

まずは医療機関で原因を知り、適切な方法を選択してください。それでも症状が改善しない場合は別の原因が考えられます。例えば筋膜性の痛みであっても似たような症状になります。その場合は筋膜への施術で症状は改善します。

原因を見つけ、その原因に適切な方法を選択することで脊柱管狭窄症の症状は改善します。

・脊柱管狭窄症の症状と原因についてお伝えしました。

・脊柱管が狭くなることで脊髄や馬尾、末梢神経が刺激され、痛み、痺れ、筋力低下、膀胱直腸障害、間欠性跛行などの症状が出ます。

・原因としては骨の変形やズレや靭帯の肥厚などの脊柱管を構成している骨やその周りの靭帯の退行変性になります。症状が両側か片側かは変性している場所によって異なります。

日進市、東郷町、天白区で脊柱管狭窄症で医療機関にかかっていても長年症状が改善しない方は当院のホームページもご覧くださいね。