日進市で脊柱管狭窄症にお悩みの方に、治療法についてお伝え。
日進市、東郷町、天白区の方を中心に筋膜リリースによる整体を行っている整体院 心斗の水谷です。
脊柱管狭窄症の症状でお悩みの方は多く、特徴的な間欠性跛行によって長い距離を連続して歩けず日常生活に影響している人も多いと思います。
保存治療をしていてもなかなか治らず、手術を考えている方もいると思います。しかし治療法の見落としがあると、手術を受けても思った程改善が見込めません。
そんな方に脊柱管狭窄症の治療法を一般的な治療方針から最近テレビでも言われている筋膜リリースの考え方までお伝えしますね。
脊柱管狭窄症の検査
大きい病院で手術をするかどうかの判断をしている場合はおそらくほとんどの検査は受けていると思います。しかしクリニックなどの小さい機関であると、レントゲンだけ撮って痺れがあれば脊柱管狭窄症と言われることもあります。
すべての検査をせずに薬や注射をしても、原因が脊柱管狭窄症でなかった場合、その治療法でずっと進めても症状が改善する見込みは少なくなります。まずはしっかりと検査を受けてください。検査は以下のものを中心に行います。
問診
どのような経過、どんな痛みがいつ、どのようなタイミングで、どこに出るかなどの情報を確認します。特徴的な体を反ると症状が出て、曲げると楽になることや、間欠性跛行などがあれば脊柱管狭窄症の可能性があります。
神経検査
神経が障害されると生じる異常を確認します。内容は筋力低下、感覚の異常、腱反射です。この3つが合致すると神経が障害されている可能性が高くなります。
画像所見
レントゲンでは表面上の変形はわかりますが、脊柱管がどのような状態になっているかはわかりません。CTやMRIなどを撮って脊柱管内の骨や靭帯などに問題がないか、神経の圧迫はないかを知る必要があります。
この3つの検査が合致した時に脊柱管狭窄症である可能性が高くなり、その脊柱管狭窄症に対して治療を行うことで改善が見込まれます。合致していないと改善の可能性が低くなり、手術をしたとしても症状が残る可能性が高くなります。
治療法はまず保存療法
手術をしようかお悩みの方であれば保存療法は受けてきていますよね。ここでは一般的な保存療法を軽くご紹介しますね。
薬物療法
痛みや痺れは基本的に神経などの刺激に伴う炎症が原因と言われています。その炎症に伴う神経や筋肉の血流障害によって痺れや痛みが生じます。
炎症を抑える消炎鎮痛剤や痛みや痺れのために筋肉が緊張して硬くなってしまって更に痛みを増悪させることがあるため、筋弛緩薬などが処方されます。
最近では神経に対して痛みの物質が出ないように直接アプローチする薬も使用されるようになってきています。
ブロック注射
神経の周囲に痛み止めの効果がある注射を直接打つことによって、痛みの原因である炎症を抑えて神経の信号を一時的に遮断する効果があります。
狭窄されている場所がはっきりとしていて、その部位に注射をしてしまえば薬で行うよりも効果は高く、即効性があります。
種類は硬膜外ブロックと神経根ブロックがあります。硬膜外ブロックは神経を覆っている硬膜の外側に注射を行って、神経がある周囲全体の血管を広げることで炎症を抑えます。神経根ブロックは原因の神経に直接注射を行うため、原因がはっきりしていれば効果が高いです。
理学療法
医師や理学療法士による指導の下で行う治療です。方法としては主に物理療法と運動療法があります。
物理療法は腰周辺の筋肉を緩める牽引療法、高周波や干渉波により痛みの軽減を図る電気療法、ホットパックや超音波で血流を改善させる温熱療法などがあります。
運動療法はストレッチや姿勢や歩行の修正を行うことで腰が反りにくい状態にしたり、体幹やお尻などの筋力トレーニングをしたりすることによって体を支える機能を高めます。
手術療法は最終手段
手術療法は保存療法を行っていても症状が全く変わらず日常生活に影響が出る人、尿漏れや尿が出ないなどの膀胱直腸障害、10分以上連続して歩けないなどの人に行われます。
ここで覚えておいてほしいことは8割以上の人は手術をしても症状が残ると言われており、思っていたほどの効果は期待できないことが多いと言うことです。
症状が残ってもいいからそれでも今の症状をどうにかしたいため、医者に自ら手術をお願いする人もいますが、そのような場合はやはり手術は控えた方がよいかもしれません。
なぜなら医者が手術を勧めないということは、はじめにお伝えした3つの検査内容が合致していない可能性が高いからです。「脊柱管狭窄症っぽいけどなぁ」レベルでの手術は改善率が少ないからです。
この場合、無理に手術を行っても改善効果が薄かったり、手術をしたことによって他の関節などに負担がかかったり、再発したりするデメリットの方が多くなることがあります。
筋膜の問題は確認しましたか?
人は筋膜によって全身がつながっています。この筋膜に異常が生じることで脊柱管狭窄症のような痺れや痛みが生じることがあります。
最近では硬膜外ブロックや神経根ブロックで効果がなかった人が筋膜に注射を行うことで症状が改善することが言われてきています。
注射でなくても徒手による筋膜リリースを行うことによって、長年改善しなかった方が改善しています。緊急的に手術が必要でない方であれば、手術を選択する前に筋膜へのアプローチも考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
・脊柱管狭窄症の治療法についてお伝えしました。
・脊柱管狭窄症の治療はまずは適切な検査をしっかりと受けた上で、薬物療法、ブロック注射、理学療法などの保存療法から行い、最終手段として手術になります。
・保存療法の中で筋膜にアプローチすることで改善しなかった症状が改善することが多いです。手術前に筋膜へのアプローチも考えてみてください。
日進市、東郷町、天白区にお住まいの方で、なかなか改善しない脊柱管狭窄症に筋膜リリースをお考えの方は当院のホームページもご覧くださいね。
整体院心斗 情報
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