座っていて腰痛になるのは、筋膜が原因かも!!

座っていて腰痛になるのは、筋膜が原因かも!!

日進市、東郷町、天白区の方を中心に整体を行っている整体院 心斗の水谷です。

筋膜リリースについてお伝えしてきています。前回は筋膜の種類についてお伝えしましたね。筋膜は全身に繋がっているため、腰痛や肩こりや膝や肩の関節痛でその場所を治療しても治らない場合は筋膜が原因ということをお伝えしました。

当院に来院している方で、デスクワークや講義などで長時間座っていると腰痛が出現するという方も多くいらっしゃいます。徐々に痛くなって集中できないと悩んでいる方は当院の患者様以外にも多いのではないでしょうか。

実は座っていて腰痛になる原因も筋膜が影響していることが多いのです。本日は筋膜の線維についてお伝えしながら、なぜ座っていて腰痛が出現するのかをお伝えしますね。

筋膜を構成している2つの線維

前回は筋膜は大きく分けて5種類の筋膜に分けられることをお伝えしました。これらの筋膜は主にコラーゲン線維とエラスチン線維の2種類の線維によって構成されています。

コラーゲン線維

コラーゲン線維の主な機能は外部から力が加えられた場合、その力を抵抗なく受け入れて形を変更する機能があります。

ここでいう外部からの力とは、誰かとぶつかったり、腕を引っ張られたり、椅子に座った時のお尻が受ける力、ねこ背などの不良姿勢、体重が増えて脂肪が増えた時のお腹の膨らみなど様々な外力となります。

コラーゲンはこれらの外力が加わった時に、体の形を整えたり、動きに合わせて形を変えたり、引っ張られた時はその力に耐える働きをするのです。

エラスチン線維

エラスチン線維はコラーゲン線維と混じり合って存在しており、ゴムチューブのように引っ張られれば伸ばされて、力の加わりがなくなったら元に戻る働きをしています。

2つの線維が合わせることで外力が加わっても自由に形をかえて、外力がなくなれば元の形に戻ることができるため、私たちの体は柔軟に対応ができているんですよ。

座っている時の筋膜の変化

座っていて腰が痛くなる原因が筋膜と始めにお伝えしました。ここでまず、座っている時の筋膜の変化についてお伝えしますね。

椅子に座るとお尻の形が椅子からの外力によって潰れますね。この時、お尻の周辺の筋膜の中ではエラスチン線維がゴムのように伸び、コラーゲン線維は形を変えて対応しています。

座っている状態から立ち上がるとお尻の形は元の形に戻りますね。この時に筋膜の中では、伸びていたエラスチン線維がゴムチューブのように戻り、コラーゲン線維も形を元の状態に戻します。

このように筋膜が正常であれば形状に合わせて変化するため、痛みなく姿勢保持を行えます。

座っていると腰痛になる原因は?

お伝えしてきたように筋膜の中の線維が外力に合わせて形態を変えることで負担なく動作や姿勢を保持できます。しかし、筋膜に原因があるとその原因の部分が腰の筋膜に影響を与えて痛みを出現させることがあります。

前回もお伝えしたように、筋膜は全身が繋がっています。繋がりの中でどこかに硬くなってしまった部分(硬結)があると、その部分を支点にして離れている部位を引っ張り、痛みを引き起こすことがあります。

座っている時であれば、お尻の形を変形させて座りますが、お尻の筋肉や筋膜に硬結があればその部分が上手く形が変わらずにお尻の硬結を支点にして腰に負担をかけて腰痛になっている可能性があります。

部活やクラブ活動をしている学生であれば、以前に怪我をした太ももやふくらはぎの筋肉や筋膜が原因で、座ることで足を支点に筋膜が下肢側に引っ張られて、腰痛になることもあります。

デスクワークで首が前に出て長時間パソコン作業をしているようであれば、首周辺の筋肉や筋膜が不良姿勢によって硬結ができ、首を支点にして筋膜が引っ張られることで腰痛になることもあります。

このように座るときはお尻の形態や身体の姿勢が変化することによってお尻を中心とした筋膜が伸び縮みすることになります。

しかしお尻や腰と繋がっている筋膜のどこかで問題があれば、座ることで引っ張られ続ける状況を作ってしまいます。その結果、血流の循環が悪くなったり、伸長ストレスを受けたりすることで時間経過とともに腰痛が出現するのです。

よく座っている姿勢が悪いからと言われることがあると思いますが、座っている姿勢を正すだけではまた腰痛は出現します。

まずは問題となっている筋膜や筋肉を見つけて、その部分を治すことで痛みは改善されていきます。姿勢を見直すことはもちろんですが、以前にどこかでぶつけた、捻ったことはないかなどを思い出し、その部分に硬結がないかを確認してもよいかもしれませんね。

まとめ

・座っていて腰痛になる原因が筋膜である可能性についてお伝えしました。

・筋膜はコラーゲン線維とエラスチン線によって構成されており、この2つが形態を変化させて維持することで様々な姿勢や動作に柔軟に対応できます。

・座っていて腰痛になる原因は腰と繋がっている部分で筋膜の中の2つの線維が動かなくなり、筋膜に硬結が生じることで、血流の低下や伸長ストレスが腰で生じて腰痛になっています。

座っていると腰痛が出現し仕事や授業に集中できない方や、どこの筋膜のどの部分が原因場所であるかわからない方は、筋膜リリースを行っている当院のホームページもご覧くださいね。

整体院心斗 情報

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